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糖尿病の検査について

 糖尿病の診断に用いられる検査の一つとして、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)と呼ばれるものがあります。空腹時血糖が126mg/dl以上、随時血糖が200mg/dl以上あれば、まず「糖尿病型」と診断されますが、この他にも、この経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)によって診断される場合もあります。またこの検査では、「境界型」と診断されることもあります。また、インスリン分泌能やインスリン抵抗性なども同時に評価することが可能です。この検査が必要かどうかについては、通常、医師の判断に基づいて行われます。


  さらに、糖尿病と診断された場合、治療を行っていく上で重要となる指標の一つとして、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)と呼ばれるものがあります。


  このHbA1cの値は 過去1~2ヶ月間の平均血糖値を反映しており、つまり血糖コントロールの指標となります。HbA1cが8.0%以上ある時は、コントロールの評価としては「不可」となります。7.0から8.0%未満では「不良」、6.5から7.0%未満では「不十分」、5.8から6.5%未満では「良」、さらに5.8%未満では「優」となり、つまりこの数字が高い方が糖尿病のコントロールが悪い数字となっています。細小血管合併症の予防のためには、このHbA1cの数字で「優」または「良」、つまりHbA1c6.5%未満を目指すように心がけるべきであると考えられています。


  糖尿病の診断や経過をみていく上で、この他にも糖尿病の検査にはたくさんの種類があります。糖尿病の合併症に対する検査も重要です。これらには、眼底検査、尿検査、 自律神経機能検査などが含まれますが、いつ、どのような検査を行っていくかは、それぞれの主治医の先生の指示に従っていただければと思います。


 また、譖日本糖尿病協会から発行されている「糖尿病健康手帳」には、血糖値、HbA1c、血圧、体重等のほか、治療内容や合併症の検査所見も記載することができます。さらに血糖自己測定を行っている方は「自己管理ノート」を用いることで、糖尿病治療の経過の記録にも役立ちますので、ぜひ利用してください。


2009.3.12
日本糖尿病学会糖尿病専門医
奈部 浩一郎


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