一般診療枠でも接種可能です。
また、お風邪の方とは別の時間帯がご希望の場合は、予防接種専用枠でご予約いただけます。
予防接種専用時間: 月・火・水・木 14:00~15:00
★予防接種のスケジュールカレンダーは『KNOW!VPD』(外部サイト)のカレンダーが分かりやすいのでご活用ください。
予防接種時のお願い
- 予防接種は予約制です。お電話またはWEBでご予約をお願いいたします。
※ご来院の際は、必ず母子手帳をお持ちください。
母子手帳をお忘れの場合接種できません。
※接種日当日は保護者の同伴が必要です。
止むを得ず保護者以外(祖父母等のご家族)が同伴する場合には、委任状が必要になります。
事前に八王子市保健所、健康政策課予防接種担当(電話:042-645-5102)へご連絡ください。
※予防接種の前後1時間は授乳を控えてください。
※予防接種はWEB予約もご利用いただけます。(BCG・おたふく・日本脳炎特例接種・子宮頸がんはお電話窓口でのみご予約承ります)
VPDってご存知ですか?
VPDとは「ワクチンで防げる病気」(VPD:Vaccine Preventable Diseases)のことです。VPDはたくさんありますが、日本のワクチンは任意接種が多いため接種率が低く、その結果VPDにかかってしまう子どもたちがたくさんいるのが現状です。
子どもたちがかかってしまう病気はたくさんあり、なかには治療が難しく命にかかわったり、後遺症を残してしまうものもあります。予防する手段があることは子どもたちの健康を守るうえでとても重要です。ワクチンを接種することでVPDから大切な子どもたちを守ってあげましょう。
当院ではVPD:ワクチンで防げる病気から子どもたちを守るために接種可能なすべてのワクチンを
適切な時期に接種するよう指導しています。
当院はVPDの会の賛助会員です
ワクチンの用語に関する説明
1)定期接種と任意接種
ワクチンは定期接種と任意接種にわかれます。
定期接種 | 任意接種 |
・接種の対象者は予防接種を受けるように努めなければいけない。 ・公費負担(自己負担がない)。 |
・受ける側の判断で接種を検討する。 ・自己負担。 |
※ご来院の際は、母子手帳をお持ち下さい
※母子手帳をお忘れの場合接種できませんのでご注意下さい。
2)生ワクチンと不活化ワクチン
ワクチンの製造過程の違いにより2つの種類があります。
一般的に不活化ワクチンは1回の接種では免疫が不十分なので複数回接種することになっています。既定の回数をしっかり受けるようにしましょう。これに対し生ワクチンは1回の接種で十分な免疫を得られます。ただし時間の経過とともに効果が弱まってしまうものもあるため、2回接種がすすめられているものも多くあります。
VPDとそのワクチン接種時期
人生で最もたくさんのワクチンを受けるのは生後半年までと1歳のお誕生日の直後です。 それぞれどんなVPDがあるか、下の表でチェックしましょう。
●1歳までに接種するワクチン
ワクチンの種類 | 開始月齢(回数) | 注意点やポイント |
B型肝炎 | 2か月 (3回) | ヒブや肺炎球菌と一緒に2か月から開始されることが一般的です。 |
ロタウイルスワクチン★ | 6週 (2~3回) | 1回目は14週6日までに開始することが推奨されています。2種類のワクチンがあり接種回数が異なります。 |
肺炎球菌ワクチン | 2か月 (3回) | |
五種混合ワクチン (ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ) |
2か月(3回) | 2024年4月より定期接種になりました。 2024年3月までに接種された方はヒブと四種混合です。 |
BCG★ | (1回) | 2013年4月から対象者が「生後1歳まで」になりました。標準的には5か月~7か月(8か月の誕生日の前日)で接種します。2016年4月から、八王子市では集団接種から個別接種に変更となりました。 |
●1歳を過ぎたら早期に接種するワクチンについて
ワクチンの種類 | 開始月齢(回数) | 注意点やポイント |
(MR)麻しん・風しん★ | 1歳(2回) | 就学前の2期も忘れず接種しましょう。 |
水痘★ | 1歳(2回) | 3ケ月〜1年間隔で2回接種になります。 |
おたふくかぜ★ | 1歳(2回) | 就学前の2回目の接種も推奨されています。八王子市独自の助成制度があります(2022年4月より)。 |
肺炎球菌(追加接種) ヒブ(追加接種) |
1歳(1回) | 両方とも1歳を過ぎたら早めに接種しましょう。 |
四種混合(追加接種) | 1歳(1回) | 3回目の接種からおおむね1年あけて接種しましょう。 |
五種混合(追加接種) | 1歳(1回) | 1歳を過ぎたら早めに接種しましょう。 |
定期接種のワクチン | |
任意接種のワクチン | |
★ | 生ワクチン |
*各ワクチンの詳細は「小児科コラム」を参照してください。
同時接種について
たとえばヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを同じ日に、違う場所(左右の腕や太ももなど)に接種することを同時接種といいます。これだけたくさんのワクチンをVPDにかかってしまう前に受けるためには同時接種は必要かつ有効な手段といえます。当院では積極的に同時接種をおこなっていますが強制ではありません。同時接種に関して不安があるかたは接種前に医師に相談してください。
● 同時接種のメリット
① 来院回数を減らすことが出来ます。
② スケジュールが立てやすくなり接種漏れが少なくなります。
③ 短期間で免疫が得られます。
※ワクチンの効果、副反応は単独接種と変わらないと言われています。