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検査のご案内


 1.5テスラMRIやマルチスライスCTをはじめ、経鼻内視鏡、大腸内視鏡、マンモグラフィなど充実の検査機器を揃え、病気の早期発見に努めています。

MRI

1.5テスラMRI

当院では、超電導M R I(1.5テスラ)を導入しました。
MRI検査は磁気の力を利用して、放射線を使わずに体の臓器や血管を三次元的に撮影する検査です。脳腫瘍・脳卒中・頭痛・しびれ・物忘れ等の原因を精密に描写し、正確な診断が可能となります。人体に無侵襲で苦痛もなく検査を行えます。 脳動脈瘤や初期の脳梗塞の発見など、病気の早期発見や予防に効果的です。 MRI(磁気共鳴画像)、MRA(MRによる脳血管の描写)の画像データを三次元画像にて360℃ あらゆる方向からの観察を可能としています。

マルチスライスCT(コンピューター断層撮影法)

CT

体の周囲からX線をあて、それぞれの方向から透過してきたエックス線量をコンピュータ処理することで、体内の臓器のあらゆる断層面を得られます。 MRIと比べて検査時間が短いため、外傷など緊急の場合でもすばやく検査できという特徴があります。 体内の様々な病巣を発見することができますが、特に気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの検査に有用です。腫瘍をはじめ、感染、結石、出血、梗塞などの疾患の診断に用いられます。

経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)

胃内視鏡検査(胃カメラ)

ご存知ですか?鼻からの苦痛の少ない内視鏡

「胃カメラ」ともいわれています。内視鏡を鼻もしくは口から 胃の中に入れて、先端についている超小型カメラで胃の中 の様子を直接モニター画面に映し出して観察します。 食道、胃、十二指腸の粘膜を観察し、胃炎などの炎症、 潰瘍、胃がんなどの腫瘍の診断などのために行います 。 当院では経鼻からの胃内視鏡検査〈経鼻内視鏡検査〉が 可能です。 鼻から挿入する胃カメラは、従来の口からの胃カメラと違い 嘔吐感を与えず、ほとんど苦痛を感じさせません。 胃の病気は早め早めの診断が肝心です。

このような方は胃カメラ検査をおすすめします

  • 胸やけ、空腹時の胃もたれ、胃痛などの症状の見られる方
  • 定期検診などで精密検査を必要とされた方
  • 家系で胃がん・大腸がんの方がいらっしゃる方
  • 35歳以上で、これまで内視鏡検査を行ったことがない方

鼻からの胃カメラ検査のメリット

1.吐き気が少ない
鼻から挿入する胃カメラは、従来の口からの胃カメラと違い 誰もが苦痛である嘔吐反射(ゲッとなること)が起こりにくく、ほとんど苦痛を感じさせません。
一番細いスコープは、直径4.9ミリの極細を使用しますので 苦痛が少なくすみます。

2.検査中に話ができる
気になったことをその場で医師と話しながら確認できるので、安心して受診できます。

3.からだにやさしい
検査中の心拍数と血圧・酸素濃度について、従来の口からの内視鏡検査との違いを調べたところ、鼻からの内視鏡の方が体に与える負担が少ないことがわかりました。

4.検査後、30分~60分で日常生活に戻れます
検査終了後30分~60分で水を飲んだり食事をすることができます。

大腸内視鏡

大腸内視鏡検査

 大腸がんは発生してから大きな腫瘤に進行するのに数年はかかり、早期に発見できれば完全治癒 の可能性が大きくなります。 前述のような症状がある場合は積極的に大腸がん検診を受けることにより早期発見につながります。 また自覚症がない場合でも定期的な検診をする事により大腸がんを早期発見する事ができます。 大腸がんを発見するための検査には「便潜血検査」「直腸指診」「注腸バリウム検査」「大腸内視鏡 検査」などがあります。この内、大腸ポリープ、早期大腸がんを発見する為には、大腸内視鏡検査 がもっとも有効な検査方法で治療も可能です。

 今まで大腸検査にためらいや抵抗感のあった方も、お気軽にご相談ください。また、ポリープが見つかった場合は患者様の 同意が得られれば同時に切除可能です。(大腸ポリペクトミー) 大腸には痛覚がないため、自覚症状が出たときは、進行したがんのケースがほとんどです。 そのため早期発見には定期的な検診が必要不可欠になります。定期的に検診を受けるように心がけましょう。

ポリペクトミー

ポリペクトミーとは良性腫瘍を含めた隆起(りゅうき)性病変を切除・治療する方法です。ポリペクトミーを行う腫瘍は通常、茎や起始部の径が10~15ミリ以内の小さなものです。また形態は隆起状のものが多く、一部は表面型の病変もあります。

マンモグラフィ

マンモグラフィー

マンモグラフィとは乳がんを診断する方法のひとつで、乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。特長としては、しこりとして触れることのできないような早期の乳がんでも、そのサインのひとつである石灰化(砂粒のようにカルシウムが沈着した所見)を明瞭にできる点があげられます。 触っても判らないような早期の小さな乳がん(非触知乳癌)は勿論のこと、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として写し出すことができます。

12人に1人。女性のがんで最も多いのが乳がん

乳がんと診断される女性は、1年間に7万人以上にものぼります。 しかし、乳がんは比較的性質の良いがんの一つといわれ、早期に発見して適切な治療を受ければ、より高い確率で完全に治すことができます。乳がん検診も実施しております。また、乳腺外来 も行っておりますので検診で要精密検査と言われた方などぜひご相談ください。

超音波検査(エコー)

超音波検査

腹部超音波検査

腹部超音波検査は腹部の断面をリアルタイムでディスプ レイに表示します。からだの外側から肝臓、腎臓、膵臓、 胆のうなどを種々の方向から観察できます。 肝がん、脂肪肝、ポリープや結石ができていないかや、 腎臓がんや結石などの検査に使用されます。

心臓エコー検査

心臓エコー検査は非常に周波数の高い超音波を用い、得られた断層面の 画像によって、心臓の形や動きを観察する検査法です。 検査時間は20~30分で、虚血性心疾患の診断に有用 です。

頚動脈エコー検査

頚動脈エコー検査は首(頚部)をながれ脳に通じる頚動脈や椎骨動脈は、心臓から送り出された血液が脳に向かう ときに通る大切な血管です。 動脈硬化などで頚動脈が狭くなったり、詰まったりすると脳梗塞の原因になります。 脳に血液を送り込む血管であるため脳梗塞予備軍や脳梗塞をおこした人の予後を 知る上で病態を知る手がかりになります。

乳腺エコー検査

乳腺エコー検査は、乳房に超音波をあて、組織からの反射の違いを画像にして病巣を診断するものです。 マンモグラフィに比べて細かい石灰化の診断は困難ですが、小さい腫瘤を見つけることができます。 また、しこりの内部構造の鑑別がしやすく、乳がんの早期発見に欠かすことのできないものです。

PWV(脈波伝播速度測定)

PWV

動脈硬化とは、動脈の内腔にコレステロールやカルシウムが沈着し、動脈壁の一部が硬くなったり、狭くなって、血液が通りにくくなるものです。「動脈硬化」が原因で大変な病気につながる場合があります。「脳血管疾患」「心疾患」に代表される以下にあげる病気の原因となります。

測定時間は約5分間で、血圧を測るのと同じくらい気軽に検査を受けられます。 両手・両足首の4箇所の血圧を 同時に測定するだけなので、ほとんど痛みは ございません。動脈硬化の進展には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく 関連しています。大変な病気にかからないためには、早期発見が重要です。 当院医師までご相談ください。

心電図検査

心電図検査

心電図は心臓病の早期発見や心臓病の診断に使われます。心臓の リズム、心拍数、心房負荷や心室肥大の有無、心筋梗塞、 狭心症、心膜炎、不整脈などの診断に有用です。 ホルター心電図は 虚血性心疾患の場合には、上記負荷心電図でも異常の 表れないものがあります。携帯用心電図計を24時間 携帯して、持続的に心電図に記録し、同時に生活行動を 細かく記録して、それを後日、照合してコンピューター で解析し診断します。

X線診断装置

レントゲン

レントゲンとは、X線検査の事であり、いくつかの病気が疑われる時に、その原因を特定する為に用いられる一般的な画像検査です。 肺がん、肺結核、肺炎、気管支炎、肺気腫など肺の病気の他、心臓肥大、大動脈瘤、甲状腺の異常なども発見可能です。 その他にも、手の骨をレントゲン撮影し、コンピュータで処理し、骨密度を測定などにも用いられます。

X線透視検査

レントゲン

X線透視検査とは、主に胃や大腸のバリウム検査で、X線を使って体を透視しながら検査していきます。 カメラの検査と違い全体像が把握しやすいのが特徴です。 胃のバリウム検査では口からバリウムを飲んでもらい、発泡剤という胃をふくらませるお薬を飲んでもらいます。 胃のバリウム検査は、食道、胃、十二指腸の病気の発見と診断のために行なわれます。 大腸のバリウム検査ではお尻から管を入れて大腸にバリウムを入れ、部分的に空気で腸をふくらませます。 大腸のバリウム検査では、大腸がんのほか、大腸ポリープ、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸憩室などがこの検査で診断できます。日本でも大腸がん が増加しているため、ますます重要性の増す検査といえます。